行列で取りこぼしている売上を数字で見る方法

「行列=繁盛」と見えても、待ちきれずに帰るお客様のぶんは取り逃した売上です。ここでは、その大きさをざっくり数字にする方法を紹介します。

取りこぼしの考え方

1ヶ月に待ちきれず帰った組数に、1組あたりの利益をかけると、逃している売上のおおよそが見えます。混む日のピーク時間に集中しているほど、改善の余地も大きくなります。

どの時間帯を見るか

1日の平均で均すと数字が小さく見えます。行列ができる時間帯だけを切り出して数えると、実際に取りこぼしている量に近づきます。

取り逃しを減らすには

待ちを店頭からスマホに移し、近くで待てるようにすると、帰るお客様を減らせます。具体的な受付の作り方は関連記事にまとめています。

数えるのは3つだけ

試算に必要なのは、行列ができる時間帯の長さ、その時間帯に並び始めた組数、実際に入店した組数の3つです。差が取り逃した組数で、これに1組あたりの利益をかければ、その日ぶんのおおよそが出ます。毎日そうなるわけではないので、混み合った日だけを何日か数えて足すと、1ヶ月の見当がつきます。難しいのは「並び始めた組数」で、列を見て諦めた方は数えられません。店頭を見て引き返した人を目視で数えるか、あるいは待ち行列に登録したのに呼び出し前に離脱した組数を、実際の運用が始まってから見るのが現実的です。

数字が出たあとに何を変えるか

取りこぼしの大きさが分かっても、それだけでは打ち手になりません。見るべきは内訳で、待ちきれずに帰ったのか、そもそも列を見て並ばなかったのかで対策が変わります。前者なら、待ち方を店頭から手元に移して離れて待てるようにするのが効きます。後者は、列の長さが見えないようにすること自体が効きます。店頭に人が溜まらなくなると、通りかかった方が諦める場面が減ります。どちらの効果も、導入前後で同じ時間帯を数え直せば確かめられます。

試算を過信しない

この計算は目安であって、会計上の数字ではありません。並ばなかった方が全員入店したはずだ、という前提が入っているためです。実際には、待たなければ入ったかどうかは分かりません。それでも意味があるのは、桁が分かるからです。月に数万円の話なのか、数十万円の話なのかで、かけてよい手間と費用が変わります。判断のための道具として使い、精緻に詰めようとしないでください。もうひとつ注意したいのは、行列そのものが集客に効いている店があることです。列がなくなって客足が落ちる可能性も、頭に置いておく必要があります。判断に迷うなら、混雑する曜日だけ試して、入店した組数がどう動くかを見てから広げてください。

よくある質問

Q. どれくらい損しているか分かりますか?

A. 待ち組数と回転から待ち時間と取りこぼしの目安を試算できる無料ツールがあります。正確な会計値ではなく、見直しのきっかけとしてお使いください。

Q. 取り逃しはどう減らせますか?

A. 待ち方を店頭からお客様のスマホへ移すと、待ちきれずに帰る組を減らせます。

Q. 試算ツールを使うのにお金はかかりますか?

A. 試算ツールはログイン不要で使えます。Waitin 本体も Free プラン(月額0円)から始められます。

Q. 導入の前後で比べるには何を見ればいいですか?

A. 同じ曜日・同じ時間帯で、並び始めた組数と実際に入った組数を数え直してください。天候や季節で来店数は動くので、合計ではなく、並んだうちどれだけ入ったかの割合で比べるほうがぶれません。

まずは無料で試してみてください

カード登録は不要です。合わなければそのまま使うのをやめるだけです。

料金の詳細は料金プランをご覧ください